自己破産(個人破産)

自己破産、メリットを最大限に活用したい「即日面接」の話

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自己破産、事件の振分け(同時廃止or管財事件)を決める即日面接の話

今回は、自己破産の申立てがされた場合にどのようにして事件の振分け

(同時廃止事件となるか管財事件となる)が行われるかというお話です。

特に、「即日面接」というシステムで事件の振分けを決める場合のお話をします。

今回のお話は、即日面接のうち、東京地方裁判所の本庁で行われている即日面接に

限定してのお話になります。

他庁で実施している即日面接については、当てはまりません。

なお、同じ東京地方裁判所でも立川支部は、即日面接を実施していませんので、

その点はご注意下さい。

即日面接とは

即日面接は、破産手続開始の申立てがされた場合に、

事件の振分けをどのようにするのかを決めるための方法の1つになります。

即日面接の対象となる事件は、弁護士が代理人となって申立てがされた事件に限られます。

司法書士関与事件、本人申立て事件については、対象外です。

弁護士代理の事件であっても、即日面接は希望制ですので、希望しないこともできます。

即日面接という名称なので、当然面接があるのですが、面接をするのは、

申立代理人弁護士と、即日面接の担当裁判官のみになります。

申立人本人の面接はありません。

申立代理人と裁判官の面接の結果により、

事件が同時廃止となるか管財事件となるのかが、決まります。

即日面接という名称ですが、裁判官との面接だけでなく、

その前段階の書記官の事前チェックも含めて1つのシステムになっています。

申立書レベルで、疑問点・問題点があると、それを書記官がチェックして、

即日面接用の資料に記載していきます。

申立書の疑問点・問題点が多いと、その分書記官による指摘事項が増えますので、

裁判官との面接時のやり取りも、当然シビアなものになります。

即日面接を利用した際には、事件の振分けは、同面接内で決まります。

面接期日の続行や後日の書類の追完などはありません。

というか、認められていません。

ですので、裁判官の質問に対して、

「後で、調べてみないと分かりません。」

とか

「後日、書類を用意します。」

などという回答をすれば、

「では、管財事件とさせていただきますので、

後は破産管財人とよく打ち合わせて下さい。」

ということになります。

即日面接というのは、やり直しのきかない、1発勝負のシステムだと考えて下さい。

即日面接のメリット

さきほど、1発勝負という少し怖いお話をしましたが、その分、

即日面接にはメリットがあります。

やはり、なんといっても処理が早いということがあります。

即日面接を利用して同時廃止となった場合には、即日面接日の17時付で、

破産手続の開始決定と同手続の廃止決定がなされます。

そこから2か月程度で免責審尋期日にまで至ります。

手続全体にかかる期間が、非常にコンパクトになります。

結果として、免責を得られるまでの期間も短くなります。

即日面接を利用しないと、同じ同時廃止事件でも1か月近く全体のスケジュールが

後倒しになります。

管財事件になる場合でも、即日面接日の翌週の水曜日17時付で、

破産手続の開始決定がなされることになりますので、やはり即日面接の非利用時よりは、

処理が早くなります。

また、即日面接をするのは、弁護士と裁判官だけですので、

申立段階における依頼者の負担が軽いこともメリットの1つです。

せっかく、このようなシステムが用意されているのですから、

東京地方裁判所の本庁で申立てをする場合には、

是非このメリットを最大限活用していただきたいと思います

(といっても、しっかりした弁護士に任せておけば、

自然とそうなりますが・・・)。

即日面接のデメリット

やはりなんといっても、1発勝負、やり直しや追完がきかないというのが、

即日面接のデメリットです。

ただ、上記のデメリットは、申立代理人である弁護士がしっかりしていれば、

何の問題もない話です。

読者の皆さんに、「デメリットです。」などと説明することは、

本来ならばおかしな話なのです。

ただ、

非常に影響力のある書籍に、

即日面接において、申立代理人から

「申立書に記載したとおりである。」、

「復代理人にすぎない(主任弁護士ではない)ので、事情がよく分からない。」

との発言がされる例もありますが、それでは即時に同時廃止決定が

可能との心証を採ることが困難になります。

申立代理人は、事案を十分に把握して即日面接に臨む必要があります。

編 中山孝雄/金澤秀樹 破産管財の手引第2版

(金融財政事情研究会 平成27年)33頁7行目

という記載があります。

上記は、現役の裁判官の書いた書籍です。

そのような書籍で、わざわざ苦言を呈するぐらいですので、

相応の事情があるのだと思います。

上記のような苦言を呈される弁護士を選ばないで下さい、

という注意の意味も込めて、

あえて即日面接のデメリットと書かせていただきました。

以上、即日面接に関するお話でした。

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