自己破産(個人破産)

自己破産者の名簿ってあるの?(あるけど、見れません!)

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非常によくある質問で、

「自己破産者の名簿って、あるんですか。」

というものがあります。

お答えする前に、こちらから質問させていただく必要があります。

「それって、どういう意味ですか。」

という風に。

「なぜ、質問に、質問?」と思われるかもしれませんが、

「名簿」の意味が聞く人によって、明らかに違うためです。

よく質問される「自己破産者の名簿」については、

いろいろな解釈が可能なのです。

例えば、以下のようなものが考えられます。

  1. 信用情報機関が保有している各個人の自己破産情報
  2. 金融機関の保有する取引記録の中の自己破産情報
  3. 官報情報検索サービスにデータのある過去の自己破産情報
  4. 各市区町村にある「破産者で復権を得ない者」の名簿

しかしながら、上記のうち、

法的な意味での「破産者の名簿」は4.だけです。

「破産者で復権を得ない者」の名簿なら、各市区町村に実在します。

各市区町村にある「破産者で復権を得ない者」の名簿

破産手続が開始されると、破産者の本籍地の地方公共団体に対し、

裁判所からその旨が通知されます。

その通知を受けた者の一覧が、「破産者で復権を得ない者」の名簿になります。

上記の通知は、破産者の本籍地の地方公共団体にしか通知されませんので、

破産者の名簿というのは、各地方公共団体がバラバラに管理しているということになります。

自己破産をしたことは、戸籍に記録されない

本籍地の地方公共団体に通知されると書きましたが、

同通知は、戸籍の記載とは全く無関係です。

ですので、破産手続が開始されても、その事実が戸籍に記載されることは、

一切ありません。

「一生戸籍に残る。」と誤解されている方がいますが、「残る」どころか、

そもそも記載もされません。

破産手続開始から免責許可が出るまでしか登録されない

破産者の名簿に登録がされても、その登録期間は限定されています。

そもそもが、「破産者で復権を得ない者」の名簿ですから、

復権をしたら当然に抹消されます。

復権というのは、「免責許可」を受けることだと思って下さい。

破産をしたほとんどの方が、数か月以内に免責を受けますので、

破産者の名簿に登録されても、その期間は短いといえます。

免責許可を受けられなかった場合でも、

破産手続開始から10年を経過すれば、

法律上自動的に復権となりますので、

「永久に破産者名簿に記録されたまま」ということはありません。

破産者全員が登録されるわけではない

しかも、上記のとおり、破産者名簿への登録が一時的であること、

それに対して裁判所による通知事務の負担が大きいことなどから、

現在では、

  • 破産手続開始決定が確定した後も、免責許可決定の申立てがない場合
  • 免責許可決定の申立てが取下げになった場合
  • 免責不許可の決定が確定したとき
  • 免責許可の取り消しが確定したとき

などの場合に限って、本籍地の地方公共団体に破産の通知が行われています。

ですので、現在の運用では、破産者名簿の登録がされる人の方が、

圧倒的に少数派であるといえます。

破産者名簿は、もちろん、一般非公開

破産者の名簿は、特に秘匿を必要とする性質の個人情報が掲載されていますので、

当然に非公開です。一般の個人や企業が閲覧できる性質のものではありません。


少し、余談になりますが、ありそうで実在しない名簿についても、

お話ししておきます。

破産者の本籍地である各市区町村に「破産者で復権を得ない者」の名簿があることの裏返しで、

市区町村以外の公共団体には、「破産者で復権を得ない者」の名簿は存在しません。

それは、「国」とて例外ではありません。

また、破産者名簿は、各自治体ごとに管理されています。

名簿の内容も、各自治体ごとに異なります。

ですので、全国の「破産者で復権を得ない者」を一括して掲載している名簿

というものは存在しません。

先ほどもお話ししましたが、破産者であっても復権を得れば破産者名簿から

抹消されます。ですので、「破産者で復権を得た者」に関しては、

完全に破産者名簿の守備範囲外です。

さらに、前述のとおり、「破産者で復権を得ない者」についても、

その一部しか登録されていません。

ですので、

「日本国中の過去に自己破産をしたことのある者全員を網羅した破産者名簿」

というものは、まさしく、

「ぼくが かんがえた あるとべんりな はさんしや めいぼ」

であって、決して実在はしません。

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