自己破産(個人破産)

自己破産、調査が漏れやすい資産をまとめてチェック

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前回までの記事で、

自己破産事件が同時廃止となるか、管財事件となるかの基準のうち、

  • 現金
  • 預金・貯金
  • 自動車・バイク
  • 不動産
  • 退職金
  • 保険の解約返戻金
  • 貸付金・売掛金

についてお伝えしてきました。

残る資産項目グループは、

  1. 積立金等(社内積立、財形貯蓄、事業保証金等)
  2. 有価証券(手形・小切手、株式、社債)、ゴルフ会員権等
  3. 相続財産
  4. 事業設備、在庫品、什器備品等
  5. 過払い金

の5グループになります。

各資産項目ごとに見て、「20万円以上」の項目があれば管財事件となる

という基本はここでも、同様です。

以下、資産項目ごとに注意すべき点を解説していきます。

1.積立金等(社内積立、財形貯蓄、事業保証金等)のチェックポイント

社内での積立金については、取り扱っている会社が発行した資料により、

その額を裏付けることになります。

積立金等の調査には、給与明細・通帳の精査が不可欠

上記の資産項目については、給与からの天引きなどの方法行われていることが多く、

意識的に調査しないと、調査漏れになりやすい項目です。

該当するものがないか、給与明細などをよく見て、調べておく必要があります。

また、通帳もよくチェックして、積立金に関する引き落としないかを調べておく

ことも必要です。

積立金残高があれば、そのまま評価額となります。

2.有価証券(手形・小切手、株式、社債)、ゴルフ会員権等のチェックポイント

証券会社などに開設している取引口座をチェックして、

現在保有している有価証券の種類と評価額をすべて把握します。

有価証券については、保有だけでなく、過去の移動についても調査する

また、取引口座から20万円以上の資金移動がある場合には、その額と

日付を申立書に記載する必要があります。

持株会経由での保有株式は、調査漏れになりやすい

有価証券について、漏れが生じやすいのは、社内持株会を通じての、

保有株式です。厳密には、株式の保有とはいえないのかもしれませんが、

債務者の資産であることには変わりありませんので、

もれなく申立書に記載する必要があります。

積立金等の確認を行う場合と同様に、

持株会関係の記載が給与明細や通帳にないかを確認する必要があります。

社内持株会経由での保有株式も有価証券に分類される

社内持株会での保有株式は、「積立金等」ではなく、

有価証券の資産項目グループに分類されます。

3.相続財産のチェックポイント

過去に発生した相続につき、相続財産があれば、

遺産分割が未了のものも含めて申立書に記載する必要があります。

ただし、不動産については、「相続財産」ではなく「不動産」の

資産項目に分類されます。

資産性については、名義ではなく相続開始の有無で判断しますので、

被相続人が死亡した場合には、資産が、被相続人名義のままであっても、

「相続財産」の資産項目に含める必要があります。

4.事業設備、在庫品、什器備品等のチェックポイント

この資産項目については、個人事業主の方に限られる項目です。

事務所・営業所の退去がまだの場合には、

そこに残されている事業設備等について申立書に記載する必要があります。

既に事務所等を引き払っている場合でも、自宅やトランクルームに、

事業設備等を保管しているばあには、漏れなく申立書に記載する必要があります。

ただ、こちらの項目については、ほぼ例外なく管財事件となる個人事業主の自己破産に

関係する資産項目ですので、事件の振分け基準としては特に意味はありません。

破産管財人による事務所等の明け渡しや残置物の処分のための情報提供という側面が、

強いということだけ抑えておいていただければ大丈夫です。

5.過払い金

過払い金も資産になりますので、申立書への記載が必要です。

過払い金があるかどうか、あるとしてもいくらあるのかは、

取引履歴を基に利息制限法による引き直し計算をしてみなければ

分かりません。

ですので、実際の調査は、業者への取引記録の開示依頼も含めて、

完全に弁護士にお任せということになります。

ここまで紹介してきた資産項目を抑えておけば、基本的には大丈夫です。

他にも資産と呼べるようなものがあれば申立書に記載する必要があるのですが、

該当者が少ない上に、マニアックな内容になるので、

これ以上紹介することはしません。

管財基準については、関連記事も含めて11記事にもなり、

非常に長くなりましたので、最終回として「まとめ記事」

をご用意させていただきます。

「まとめ記事」では、各記事で紹介したチェックポイントと

各記事へのリンクをご案内させていただきます。

「あの話、どの記事だっけ」、「あの記事どこだっけ」となったら、

まとめ記事から、お探しいただければと思います。

自己破産、管財基準の総まとめ(シリーズ最終回)は、こちらから

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