自己破産(個人破産)

自己破産をしても、勤務先の会社には、通知されない

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非常に多い質問に、

「自己破産をすると、会社に通知とか行くのですか。」

というものがあります。

誰でも、勤め先に自己破産をしたことを知られたくはないでしょうから、

心配されるのは当然です。

破産者の勤務先の会社には、破産した旨の通知はされない

お答えとしては、自己破産の手続上、

「債務者(破産者)の勤務先に、通知をする」という制度はありません。

ですので、勤務先に裁判所から通知が行くことはありません。

ここまでで、この記事が終わってもよさそうなのですが、

むしろこの先が重要です。

先ほど通知されないとお話しましたが、通知されないのは、

「勤務先としての会社」に限定されます。

ということは、勤務先の会社が、勤務先以外の顔を持っている場合には、

その限りではないということです。

勤務先が、債権者であれば、裁判所から破産した旨の通知がされる

勤務先の会社が、債権者としての地位を有していれば、裁判所からは、

他の債権者と同様に扱われますので、破産手続が開始された旨の通知が

勤務先に届くことになります。

要するに、勤務先の会社からお金を借りている場合には、

会社に通知が行くことは避けられないということです。

会社からの借り入れを債権者一覧表に載せないということはできない

「勤務先からの借り入れだけは、債権者一覧表に載せなければ、良いのでは。」

と思うかもしれませんが、そのようなことはできませんし、してはいけません。

破産法には、免責が不許可になる事由(免責不許可事由)が規定されていますが、

内容虚偽の債権者一覧表を提出することは、免責不許可事由に該当します。

破産法 第252条第1項(一部カッコ書きを省略)

裁判所は、破産者について、次の各号に掲げる事由のいずれにも該当しない場合には、免責許可の決定をする。

-1号から6号まで省略-

7 虚偽の債権者名簿を提出したこと。

―8号から11号まで省略―

債権者一覧表に細工をすると免責許可が受けられなくなります。

それでは、自己破産をする意味がなくなってしまいます。

とにかく、債権者一覧表には、ありのままの事実を記載する必要があります。

勤務先から借金していることは、簡単に判明する

「でも、会社から借りてることが分からなければ、虚偽もなにもないよね。」

と考える方がいるかもしれませんが、基本的にバレる、バレないの問題ではありません。

自己破産の申立て書類に虚偽の記載をすることは許されませんし、

そのような行為には一切協力できません。

それから、会社からお金を借りていることは、割と簡単に判明します。

敢えてここでは、説明しませんが、チェックポイントが複数あって、

それを組み合わせれば、勤務先に直接照会するまでもなく、

簡単に勤務先からの借り入れの有無を判断できます。

ですので、「もしかしたら、バレないかも」などとは考えないで下さい。

内容虚偽はいけないということで、

「じゃあ、申立て前に、勤務先からの借金だけ返してしまえば、良いのでは。」

とひらめいた方がいるかもしれませんが、それもやめて下さい。

勤務先の借金だけ返済すれば、偏頗弁済となり、破産管財人による否認権行使の対象となる

勤務先の借金だけ返済する行為は、

偏頗弁済(要するに、一部の債権者にだけ、偏った形で借金を返すことです)に当たり、

破産管財人による否認権行使の対象となり得ます。

要は、お金を受け取った勤務先が、後で破産管財人から「お金を返せ」と、

言われてしまう可能性があるということです。

自己破産を勤務先に知られないために、あえて返済したのに、結局、

破産管財人から会社に連絡が行くのでは、それこそ本末転倒でしょう。

かえって勤務先に迷惑をかけることになりますので、

偏頗弁済は、絶対にやめて下さい。

「バレなければ・・・」と思う方が、まだいらっしゃるかもしれませんが、

確実にバレます。

申立て直前に変な形で資金を動かせば、それが現金であろうがなんだろうが、

その形跡は、確実に補足できます。

そうなったときに、説明などつくはずもありません。

とにかく、

  • 債権者一覧表にはありのままを書く
  • 債権者への支払いや支払停止時期について、弁護士の指示に従う

という点は、徹底して守って下さい。

勤務先に通知が行くことは避けられなくても、

勤務上の不利益が及ばないように対策をすることはできますので、

このあたりは是非弁護士にご相談いただければと思います。

今回の記事は、会社に通知が行く・行かないということに特化して、

ご案内しました。

勤務先との関係については、他にも、

官報公告の問題、欠格事由の問題などがありますので、

また別の記事にてご案内せていただきます。

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